亡くなったら発生する手続きに関すること

死亡した場合に発生する年金や保険金の請求手続きは、主に以下のようなものがあります。

(1)遺族年金の請求手続き

遺族年金は、亡くなった方が公的年金制度に加入していた場合、その遺族に支給される年金です。

  • 必要書類:
    • 遺族年金の裁定請求書(年金事務所で入手)
    • 戸籍謄本(死亡の事実と続柄が確認できるもの)
    • 住民票の写し
    • 亡くなった方の年金手帳や基礎年金番号通知書
    • 受取人の金融機関の通帳のコピー
  • 手続き方法:
    • 最寄りの年金事務所または市区町村の窓口で申請
    • 必要書類を提出し、申請内容を確認

(2)死亡一時金の請求手続き

国民年金の被保険者が一定の条件で亡くなった場合、遺族に死亡一時金が支給されることがあります。

  • 必要書類:
    • 死亡一時金裁定請求書
    • 戸籍謄本
    • 住民票の写し
    • 亡くなった方の年金手帳
  • 手続き方法:
    • 年金事務所で申請
    • 必要書類を提出

(3)生命保険金の請求手続き

生命保険に加入していた場合、指定された受取人が保険金を請求できます。

  • 必要書類:
    • 保険金請求書(保険会社指定のもの)
    • 死亡診断書または死体検案書
    • 保険証券
    • 受取人の本人確認書類
  • 手続き方法:
    • 保険会社に連絡し、必要書類を取り寄せ
    • 必要書類を提出し、手続きを進める

(4)その他の手続き

  • 銀行口座の解約や相続手続き
  • 不動産や車両の名義変更
  • 税務署への相続税申告

死亡後の年金や保険金の請求手続きは、必要書類を準備し、各機関で適切に申請することが重要です。また、生前に遺言書を作成することで、遺産相続を円滑に進めることができます。手続きや書類の準備について不明な点がある場合は、お気軽にご相談ください。


遺産相続の流れ

相続手続きの流れ

相続開始後の相続手続きでは、葬儀の他に、ケースに応じて相続放棄や相続税申告など期限内にしなければならない手続きが多くありますので、注意が必要です。

3カ月以内にやるべきこと

死亡

葬儀の準備。死亡届は7日以内に提出

遺言書の有無の確認

自筆証書遺言の場合は、家庭裁判所で検認後に開封

相続人・相続財産の調査

戸籍収集・相続財産の評価・財産目録の作成

相続放棄・限定承認の検討

相続開始を知った時から3カ月以内に家庭裁判所へ申述

4カ月以内にやるべきこと          

準確定申告

被相続人が個人事業等で所得があった場合は申告

10カ月以内にやるべきこと

遺産分割協議

相続人同士でどのように財産を分けるのか協議・遺産分割協議書の作成

相続税の申告・納付

納税方法、延納、物納の検討

相続財産の名義変更手続き等

遺産の名義変更手続き・不動産の相続登記


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