こんにちは!
今回のブログでは、仕事での「契約の更新」や「契約を終わらせるときのルール」についてお話します。
特に、会社が縮小するような場合、どうすればいいのかを簡単に説明します。
【質問】契約の更新を断ることはできるの?
ある福祉の仕事をする会社(H法人)が、働いているIさんに「次は契約を更新しないかも」と伝えました。
すると、Iさんが「5回目の契約更新だから無期契約(ずっと働ける契約)にしてもらうつもりだった」と言いました。
この会社は次の契約を更新しないことができるのでしょうか?
【ポイント1】雇止め法理って何?
まず、「雇止め法理」というルールを知っておく必要があります。
このルールでは、有期契約(期間が決まった契約)でも、以下のどちらかに当てはまるときは、契約を終わらせるのが難しくなるんです。
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契約が無期契約みたいになっている場合
- 長い間、同じ契約を何度も更新している
- 契約更新の手続きが適当で、はっきりしていない
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働く人が契約が更新されると思う理由がある場合
- 業務がいつも同じ内容で続いている
- 会社がこれまで契約を断ったことがない
H法人では、すでに4回契約を更新しています。このような場合、Iさんが「次も更新されるはず」と期待する可能性が高くなります。
【ポイント2】契約を断れる条件ってあるの?
では、会社が契約を更新しないと言えるのはどんな場合でしょうか?
ここで使われるのが「整理解雇の4要素」という判断基準です。
4つのポイントをチェックしてみましょう。
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人員を減らす必要があるか
- 会社の経営が厳しい状況にある
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他に方法がなかったか
- 他の仕事に移ってもらう提案をしたり、希望退職を募ったか
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選び方が公平だったか
- 成績や家庭の事情など、公平な基準で選んだか
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十分な説明がされたか
- 働く人や労働組合にしっかり説明したか
これらをきちんとクリアしていれば、会社が契約を断ることもできる可能性があります。
【ポイント3】トラブルを避けるには?
もし契約を終わらせるときにトラブルが起きそうなら、会社側が「解決金」を払って、働く人と合意してもらう方法もあります。
こうすることで、問題をスムーズに解決できる場合があります。
【まとめ】契約更新と雇止めの注意点
- 契約更新はきちんと手続きすることが大事です。
- 契約を断る場合は、公平で合理的な理由が必要です。
- トラブルを避けるためには、しっかり話し合いをしましょう。
契約や働く環境について悩むことがあれば、ぜひ気軽にご相談くださいね!
難しい問題も一緒に解決していきましょう!